COOLDAN についてよくある質問


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Q.01 どんな屋根でも塗れますか?

コロニアルカラーベスト、金属、スレート、ALC、コンクリート、モルタル壁など、住宅の屋根・外壁に使用されているほとんどの下地材に刷毛やローラー、スプレーなどで塗装できます。水を吸わない、透水性で無い屋根材の場合、シーラーなどの下塗りが不要ですので、COOLDANの2回塗りの仕上げ作業工程だけになります。

Q.02 築年数が経っていますが塗れますか?

「高圧洗浄の際にひび割れ、雨漏れ箇所などを確認、塗装屋さんの範疇の作業であればで屋根材の補修をしたうえで塗装できますが、大がかりな補修となると工務店さんにお願いすることになります。

Q.03 黒い和瓦に塗れますか?

和瓦は日本家屋にふさわしい風合いがありますので、積極的にはお勧めしませんが、風合いを気にされなければ塗装に問題ありません。洋瓦やセメント瓦への塗装は問題ありません。しかし濃い色は、遮熱本来の機能を充分に発揮できません。ただし、新築や葺き替えの際に瓦の下の野地板に塗布すると熱の侵入を抑制できるため断熱効果がより発揮されます。

Q.04 屋根の温度は何度くらい下がりますか?

屋根材によりますが、表面温度が30〜50℃位下がります。屋根裏状況にもよりますが、室温で3〜7℃の低下が見込めます。

Q.05 太陽熱をはね返すと、冬は寒くなりませんか?

遮熱機能だけだと屋根裏や内壁に太陽熱を取り込みにくくなるため、冬は暖房エネルギーの消費増大に繫がってしまいます。これに対し、クールダンは断熱機能を併せ持つため、外からの冷気の侵入を遮断するとともに室内の暖房熱を逃がしません。このため、輻射熱により暖房効率が上がり、冷えを抑制します。

Q.06 屋根の色はどんな色がお勧めですか?

屋根の色は通常グレー色系統をお勧めしています。明るい色は瓦屋根の多い住宅地域では馴染みませんが、周囲に一般住宅の無い工業団地の工場などでは日射熱反射率の高い明るいグレー(N-77)を採用されることが多いようです。工場や倉庫では断熱塗装の目的が熱暑対策であり、可能な限り屋内温度を下げることにあります。一方、黒に近い濃い色だと塗装目的である遮熱効果が半減します。自治体による屋根の断熱塗装の補助金対象の多くが日射熱反射率60%以上(COOLDANの日射熱反射率は N-60:64.2%、 N-70:73.6%)とされているようです。その理由は濃い色(N-60以下)だと反射率が低くなり、本来の遮熱機能が発揮されなくなるからです。
しかし、COOLDANの特色に本来の意味で熱の侵入を許さない「断熱」機能を備えていますので、塗装事例にもあるように、下地に断熱塗装(ホワイト色)し、その上に一般塗料でお好みのカラーを上塗りするという手法を採用された事例もございます。
COOLDANは人気の高い明るめのグレー(明度60、70、77、85)を常備しています。

Q.07 壁の色に合わせられますか?

はい、可能です。ニーズの高いクリーム系3色を基本色に備えていますが、調色のご相談にも応じます。日本塗料工業会が発行している塗料用標準色でご指定頂ければ対応可能です。ただし、調色にお時間をいただく場合がありますので、施工まで余裕をもってご相談ください。

Q.08 補助金の対象になりますか?

クールダンは殆どの自治体で要求される高日射反射率基準を満たすことが公的機関(日本塗料検査協会)の検査で証明されていますので、補助金支給対象となり得ます。
個人住宅の場合、塗布面積1m2あたり1,000円程度、上限が5万円のところが多いようです。地元の自治体の建築担当者に問い合わせいただくか、塗装を依頼したい工務店にご相談ください。
一方、事業者向け補助金の一例として「暑さ対策設備等導入事業(CO2排出削減設備導入補助金)」のように毎年申請受付をしている自治体もあります。数百万円の補助金支援がなされるケースもありますが、申請資格が必要な場合や申請期間が一ヶ月に満たない場合もありますので、事業所や工場、倉庫などへの暑さ対策を計画されている場合は、事前に県や市の担当部署にお問い合わせください。県もしくは市が省エネ(省CO2)と暑さへの対策に資するものでないと判断した場合、補助対象とはなりませんので注意が必要です。

Q.09 塗料の耐用年数はどのくらいですか?

耐用年数は公的な塗料の第三者試験機関である(一財)日本塗料検査協会(日塗検)による日本産業規格(JIS:キセノンランプ法で測定)の「促進耐候性試験」で評価されます。
「COOLDAN」はこの日塗検の試験で(少なくとも)5000時間経過時点で 「割れ、膨れ、剥がれおよび変色を認めない」との試験報告書を受けています。キセノンランプでの300時間照射は一般的に1年相当の耐候時間に換算されますので、5000÷300=16.6年以上と換算、少なくとも16年間は性能に劣化が見られないことを示しています。なお、塩害や紫外線が強い地域は厳し目の450時間を1年換算として、5000÷450=11.1年以上の耐候性があると評価されます。下地材や塗装方法の差異により多少の幅がありますので、「COOLDAN」の場合、控えめに10年〜15年と表示しているのはその理由によるものです。

Q.10 テント屋根にも塗れるのですか?

実際にテント屋根の塗装実績があります。「COOLDAN」の特色は下地との接着率がJIS規格の4倍、塗膜の伸びが一般的な塗料の250%ありますので、折曲げや伸びにも耐えられます。テント工場やテント倉庫は比較的低予算かつ短期間で設置できることから、最近よく見受けられるようになりました。しかしながら建屋内部が暑くて困っているとの事業者様からの相談も寄せられ、徐々に施工例も増えています。
また、前述の通り一般塗料より塗膜の伸びが優れているため、モルタル壁などのひび割れにも追随するため、防水塗料と称してはおりませんが、一般塗料に比べて防水性が高い塗料といえます。

Q.11 「遮熱塗料」と「断熱塗料」の違いは何ですか?

まず、「断熱塗料」とはどのようなうものなのか、その性質、機能を理解する必要があります。一般的に「断熱塗料」と称するものの多くが「遮熱機能」を差しているのが誤解を招いていると思われます。そもそも遮熱機能とは「太陽光を跳ね返す機能」、正確には太陽光の中でも熱に変わる赤外線(太陽熱エネルギー)を熱に変わる前に反射して建物の温度上昇を抑制することを言います。これに対して遮熱機能により反射しきれずに熱に変わったエネルギーが屋内へ侵入する熱(近赤外線)をブロックする機能を「断熱機能」と言います。
「COOLDAN」はこの2つの機能を併せ持つことから、その機能成分をつぎのように明確に分けています。
「遮熱機能」は酸化チタン(TiO2)成分がその役割を担う。この酸化チタンは白色顔料として塗料や印刷インキの他、化粧下地材、日焼け止めなどに配合されているものとして知られているものです。一方、「断熱機能」は熱伝導率の低い成分(断熱成分=アクリル中空ビーズ)を塗料に分散させることで、太陽熱(近赤外線)の室内への熱の浸透を抑制する役割を担う、としています。

Q.12 COOLDAN」を選ぶメリットは何ですか?

「COOLDAN」は「遮熱機能」と「断熱機能」の2つの機能を併せ持つハイブリッド断熱塗料です。まず遮熱機能(酸化チタン)により太陽光の91%以上を反射し、反射されずに屋根下地に浸透し屋根裏に侵入する熱(近赤外線)を断熱成分であるアクリル中空ビーズにより室内への伝熱温度をさらに5〜6℃低減させます。このため冷暖房費の削減と屋内環境の改善を実現します。類似品にセラミック中空ビーズを成分とするものがありますが、セラミック品は塗膜にひび割れを起こしやすく、雨水の浸透を招きかね無いという欠点があります。これらのほか、COOLDAN は作業性の面でも人体および地球にも優しい一液性の水性塗料で作業性に優れ、接着性や伸び率の点からも高い評価を得ています。
さらに、一般塗料の4倍(400%)と高い接着率のため、通常では屋根材下地との接着度を高めるために使用されるシーラーやプライマーなどの接着剤を必要とせず(水を吸収しない下地材のばあい)、作業工数の削減により作業日数短縮や費用削減を可能にします。シーラーやプライマーの下塗りの要不要については商品紹介ベージでご確認ください