流通中継センター(仙台)
【工事目的】 山梨県のカット野菜工場屋根の一角に設置された二階事務所内の温度緩和と電力費高騰の折り、フル稼働していた空調電力費用の削減が目的である。むき出しの折板屋根および事務所南東面に施されたお洒落なガルバリウム鋼板外壁の一部に施工した。外壁面はまず標準施工通りに2回塗り施工したうえで、意匠上の意向により元の鋼板カラー色で上塗り仕上げた。
塗装前より塗装後のエアコン設定温度を7℃上げた(右図)が、従業員の室内体感温度に大きな変化は無く、消費電力が15%以上改善されたことに大変驚いたとのことである。
塗装工事中の二階事務所棟の様子(総塗装面積:1,060m2、屋根760m2、壁300m2)彼方に八ヶ岳連峰を望む
北東から見た工場外壁面。事務所東外壁面にもホワイトカラーで2回塗り後、元のガルバリウム壁面色で上塗り塗装(復旧)した。
(左下図)塗装前の事務所外壁の様子
写真奥の背の高い建屋の施工事例です。屋内温度が劇的に下がって空調費用と作業効率が上がったと大変喜ばれました。
テント製建屋は天井を設けないため、屋内温度が非常に高くなります。このような建屋の塗装は屋内作業環境の改善に大いに役立ちます。
【下図】テント膜にCOOLDAN を塗布したものが、剥がれたりひび割れたりしないか検証しました。
まず、伸びの検証をしてみます。図① 左右にゆっくりと引き伸ばすと250%(2倍以上)の伸びを確認できます。図② テント膜に塗布したものを用意します。 図③クシャクシャに折り畳みます。図④さらに手のひらの中でギュッと握りしめます。図⑤握りしめた塗膜を拡げてみますが、剥がれも折れによるヒビ割れも全く見られません。これでいかに密着性と伸び性に優れているかが確認できました。
著作者:株式会社PJT 更新日 2024年1月15日